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「手紙」読了

2006/11/01
東野圭吾さんの「手紙」、読み終わりました。
11月3日には映画が公開されるらしいので、その前には読み終えておきたいと思ってたから、間に合って良かったー。

未読の方のために、続きはポチッと。

すいません。
真面目なこと書いてますよ

テーマは、ものすごく重い。

弟の大学進学の費用を得るため、やむなく強盗に入った家で、思いがけず家人に出くわしてしまったために、結果的に殺人を犯してしまった兄。
その兄のせいで、進学を諦め、掴みかけた夢や恋人を失い続ける弟。


弟の視点で書かれているので、読んでる私たちは弟に感情移入し、自分の犯した罪ではないのに社会的に差別を受け続ける彼を不憫に思い・・・。
兄にしても、犯行の背景が描写されているので、「そこまでするつもりはなかった」という点に同情し、早く罪を償って出てこれたらいいな、と。
そして、弟を差別したり、あからさまに差別せずとも壁を作る周りの人々に対して、彼に罪はないんだからもっと優しくしてやったらいいのに、とも感じたり。


弟には何の罪もないんだから、彼を差別するのは不当だと思うのも、私。

だけど。

「強盗殺人犯の兄がいる」という人と、出来る限りかかわり合いになりたくない、という周辺の人々の姿も私。
彼らも苦しんでるんだから許してあげて、と思うのも私。
だけど、もし自分の身内が被害に遭ったら、犯人の身内だって許せないだろうと感じるのも私。

社長の言葉と共に、いろんなことを考えさせられました。
苦しみ悩んだ末に弟が兄に対して出した結論が、正しいかどうかは私にも分からない。
だから小説のラストでは、泣かなかった。
ただ、由実子(と寺尾)の存在が彼を救い続けていたことに対しては、素直に泣けた。

さてさて、そんな重いテーマの小説を、どんな風に映画化してくれたのかと気になるトコ。
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